2027年干支シリーズ「未」は、英国王立造幣局(ロイヤルミント)が発行する、十二支をテーマにしたモダンコインです。
コインには未年を象徴する羊が描かれており、穏やかさや平和、調和、繁栄といった意味が込められています。
縁起がよいだけではなく、コレクションの対象として人気を集めており、毎年新しく発行されているコインです。
この記事では、2027年干支シリーズ「未」の特徴や羊が象徴する意味、発行されるコインの種類を解説します。
この記事のポイント
・2027年干支シリーズ「未」の金貨・銀貨の特徴や関連コインを紹介
2027年干支シリーズ「未」の概要

| 概要 | 内容 |
| 発行国 | イギリス |
| 発行年 | 2027年 |
| 額面 | 100ポンド |
| デザイナー(表面) | マーティン・ジェニングス(Martin Jennings) |
| 表面 | チャールズ3世の左向き肖像 |
| 刻印(表面) | CHARLES III・D・G・REX・F・D・100 POUNDS・2027・ |
| デザイナー(裏面) | クリス・コステロ(Chris Costello) |
| 裏面 | 螺旋状の角を持つ羊と、東アジアを思わせる田園風景 |
| 刻印(裏面) | YEAR OF THE SHEEP 2027・羊 |
| 直径 | 32.69mm |
| 重量 | 31.21g(1トロイオンス) |
| 発行枚数 | 最大398枚(限定版としての販売数は388枚) |
| 品位 | 999.9/1000金 |
2027年干支シリーズ「未」は、英国王立造幣局(ロイヤルミント)が十二支をテーマに発行する、シェンシャオ・コレクションのモダンコインです。
2027年の干支である未を題材としており、金貨や銀貨、白銅貨の複数の種類が発行されています。
表面には、イギリス国王チャールズ3世の左向き肖像が描かれています。
肖像を手がけたのは、イギリスの彫刻家マーティン・ジェニングスです。
王冠を着けていないチャールズ3世の肖像は、2022年の即位後に英国硬貨へ採用された公式肖像をもとにしています。
一方、裏面には、2本の螺旋状の角を持つ羊と、東アジアの田園を思わせる風景が描かれています。
裏面のデザインを手がけたのは、アメリカ出身のデザイナーであるクリス・コステロです。
羊の写実的な姿によって力強さを表現しながら、背景の穏やかな風景を組み合わせることで、未年が象徴する優しさや調和を感じさせるデザインに仕上げられています。
裏面には英語で未年を表す「YEAR OF THE SHEEP 2027」の文字に加え、羊を意味する漢字の「羊」が刻まれている点も特徴です。
未は十二支の8番目にあたり、幸運や優しさ、穏やかさ、感謝、繁栄、豊かさなどを象徴すると考えられています。
また、2027年干支シリーズ「未」は、英国の伝統的なコイン製造技術と中国の文化を組み合わせるため、ロンドン・チャイナタウン中国協会の協力を得て制作されました。
ラインナップには、1/40オンス、1/4オンス、1オンス、5オンスのプルーフ金貨、1オンスと5オンスのプルーフ銀貨、5ポンド白銅貨が用意されています。
なかでも1オンスプルーフ金貨は、最大発行枚数が398枚、限定版としての販売数が388枚です。
干支が持つ縁起のよい意味と限られた発行枚数を備えていることから、未年生まれの方への贈り物だけではなく、コレクション用のモダンコインとしても注目されています。
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2027年干支シリーズ「未」が誕生した背景
2027年干支シリーズ「未」が誕生した背景を紹介します。
- 英国王立造幣局が展開するシェンシャオ・コレクション
- ロンドン・チャイナタウン中国協会との協力によって制作
- 2027年の干支である未(羊)が象徴する意味
それぞれ詳しく見ていきましょう。
英国王立造幣局が展開するシェンシャオ・コレクション

シェンシャオ・コレクションは、英国王立造幣局(ロイヤルミント)が中国の十二支をテーマに展開するモダンコインシリーズです。
シェンシャオは、中国語で十二支を意味する「生肖」に由来します。
イギリスの伝統的なコイン製造技術と中国の文化を組み合わせ、各年の干支にあたる動物をデザインしている点が特徴です。
コレクションは、2014年の干支である午を描いたコインから始まりました。
その後、未、申、酉と十二支の順番に発行され、2025年の巳で最初の一巡を終えています。
2026年の午から新たなサイクルが始まり、その第2弾として発行されたのが、2027年干支シリーズ「未」です。
シェンシャオ・コレクションでは、それぞれの動物が持つ文化的な意味や特徴を取り入れながら、発行年ごとに異なるデザイナーが独自の表現を加えています。
過去には地金型金貨や地金型銀貨も発行されていましたが、現在はおもにプルーフ金貨やプルーフ銀貨、白銅貨を中心に展開されています。
未年を象徴する羊が描かれ、イギリスのコイン製造技術と中国の伝統文化が調和したデザインに仕上げられています。
ロンドン・チャイナタウン中国協会との協力によって制作

2027年干支シリーズ「未」は、英国王立造幣局とロンドン・チャイナタウン中国協会の協力によって制作されました。
ロンドン・チャイナタウン中国協会は、1978年に設立され、ロンドンのチャイナタウンにおける文化活動や地域行事に携わっている団体です。
毎年開催される旧正月の祝賀行事にも関わっており、イギリス国内で中国の文化や伝統を伝える役割を担っています。
英国王立造幣局は同協会と協力し、十二支が持つ文化的な意味を取り入れながら、イギリスのコインにふさわしいデザインを制作しました。
コインの裏面には、2本の螺旋状の角を持つ羊と、東アジアの田園を思わせる風景が描かれています。
また、「YEAR OF THE SHEEP 2027」の文字と、羊を意味する漢字の「羊」を刻むことで、未年を視覚的に表現しています。
2027年の干支である未(羊)が象徴する意味

2027年の干支は、十二支の8番目にあたる未です。
羊は群れで生活する性質を持つことから、家族の安泰や人間関係の調和、平和を象徴する動物として親しまれてきました。
穏やかな姿から、優しさや思いやりを表す動物とも考えられています。
英国王立造幣局は、未年が持つ意味として、幸運、優しさ、穏やかさ、親孝行、感謝、繁栄、豊かさなどを挙げています。
また、未という漢字には、植物の成長が進み、実りに近づく段階を表すという説があります。
そのため、これまで積み重ねてきた努力が成果につながり、物事が完成へ向かう年という前向きな意味でも捉えられています。
2027年干支シリーズ「未」は、こうした羊が象徴する平和や繁栄への願いをコインのデザインに取り入れたモダンコインです。
未年生まれの方を祝う記念品だけではなく、家族の幸せや将来の発展を願う縁起物としても適しています。
2027年干支シリーズ「未」に関連するコインの種類
2027年干支シリーズ「未」に関連するコインを紹介します。
- 2027年干支シリーズ「未」 1オンス銀貨 2027年
- 2026年干支シリーズ「午」 1オンス金貨 2026年
2027年干支シリーズ「未」 1オンス銀貨 2027年

| 概要 | 内容 |
| 発行国 | イギリス |
| 発行年 | 2027年 |
| 額面 | 2ポンド |
| デザイナー(表面) | マーティン・ジェニングス(Martin Jennings) |
| 表面 | チャールズ3世の左向き肖像 |
| 刻印(表面) | CHARLES III・D・G・REX・F・D・100 POUNDS・2027・ |
| デザイナー(裏面) | クリス・コステロ(Chris Costello) |
| 裏面 | 螺旋状の角を持つ羊と、東アジアを思わせる田園風景 |
| 刻印(裏面) | YEAR OF THE SHEEP 2027・羊 |
| 直径 | 38.61mm |
| 重量 | 31.21g(1トロイオンス) |
| 発行枚数 | 最大3,698枚(限定版としての販売数は3,288枚) |
| 品位 | 999.9/1000銀 |
2027年干支シリーズ「未」には、金貨だけではなく、1オンスプルーフ銀貨も用意されています。
1オンス銀貨の重量は31.21g、直径は38.61mmで、品位99.9%の純銀を使用したプルーフコインです。
最大発行枚数は3,698枚で、そのうち限定版として販売される枚数は3,288枚に設定されています。
金貨よりも手に取りやすいため、未年を記念する贈り物や、干支シリーズを手軽に継続して収集したい方にも適した一枚です。
2026年干支シリーズ「午」 1オンス金貨 2026年

| 概要 | 内容 |
| 発行国 | イギリス |
| 発行年 | 2026年 |
| 額面 | 100ポンド |
| デザイナー(表面) | マーティン・ジェニングス(Martin Jennings) |
| 表面 | チャールズ3世の左向き肖像 |
| 刻印(表面) | CHARLES III・D・G・REX・F・D・100 POUNDS・2027・ |
| デザイナー(裏面) | ウィリアム・ウェッブ(William Webb) |
| 裏面 | イギリスの厩舎を背景に、石畳の上を駆けるサラブレッド |
| 刻印(裏面) | YEAR OF THE HORSE 2026・馬 |
| 直径 | 32.69mm |
| 重量 | 31.21g(1トロイオンス) |
| 発行枚数 | 最大698枚(限定版としての販売数は688枚) |
| 品位 | 999.9/1000金 |
2026年干支シリーズ「午」は、シェンシャオ・コレクションの新たなサイクルの第1弾として発行されたコインです。
最初のコレクションと同じ午を題材にしながら、デザインを一新しています。
裏面のデザインを担当したのは、イギリスのデザイナーであるウィリアム・ウェッブです。
コインには、イギリスの厩舎を背景に、石畳の上を力強く駆けるサラブレッドが描かれています。
時計が十二時を示す場面を取り入れ、午の刻や新たなサイクルの始まりを表現している点も特徴です。
馬は中国の十二支において、活力や独立心、前向きな姿勢などを象徴する動物と考えられています。
最大発行枚数は698枚です。そのうち、限定版として販売される枚数は688枚に設定されています。
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2027年干支シリーズ「未」に関するよくある質問

2027年干支シリーズ「未」に関するよくある質問を紹介します。
- 2027年干支シリーズ「未」の価値は?
- 2027年干支シリーズ「未」にはどのような種類がある?
- 希少な金貨・銀貨の買取を相談できる場所は?
それぞれ詳しく見ていきましょう。
2027年干支シリーズ「未」の価値は?
2027年干支シリーズ「未」の価値は、使用されている金や銀の価格に加え、発行枚数や保存状態、市場における需要などによって決まります。
発行されたばかりのモダンコインであるため、現時点で将来の価値を正確に判断することはできません。
ただし、1オンスプルーフ金貨は最大398枚、5オンスプルーフ金貨は最大95枚など、発行枚数が限られた種類もあります。
今後、シェンシャオ・コレクションの人気が高まり、市場に流通する枚数が少なくなれば、希少性が評価される可能性も。
ただし、将来の価格上昇が保証されているわけではないことに注意が必要です。
2027年干支シリーズ「未」にはどのような種類がある?
2027年干支シリーズ「未」には、プルーフ金貨、プルーフ銀貨、白銅貨が用意されています。
金貨は1/40オンス、1/4オンス、1オンス、5オンスの4種類、銀貨は1オンスと5オンスの2種類です。
このほかに、未年を記念した5ポンド白銅貨も発行されています。
種類によって素材や重量、額面、発行枚数、価格が異なります。
希少な金貨・銀貨の買取を相談できる場所は?
希少な金貨・銀貨を売却する場合は、アンティークコインやモダンコインに詳しい専門店へ依頼することが重要です。
一般的な買取店では、コインの希少性や発行枚数、鑑定機関による評価が査定価格に十分反映されない可能性があります。
「コインライブラリー・プリンシパル」では、アンティークコインをはじめ、希少な金貨や銀貨の買取に対応しています。
コインに関する専門知識を持つ店舗へ相談できるため、保有しているコインの価値を確かめたうえで売却したい方に適しています。
希少なコインの売却を検討している場合は、コインライブラリー・プリンシパルへご相談ください。
まとめ
2027年干支シリーズ「未」は、イギリスのコイン製造技術と中国の十二支文化を融合させた、シェンシャオ・コレクションのモダンコインです。
裏面には力強さと穏やかさを兼ね備えた羊が描かれており、幸運や調和、繁栄など、未年に込められた意味がデザインによって表現されています。
金貨や銀貨、白銅貨が展開され、種類ごとに重量や発行枚数が異なるため、予算や収集目的に合わせて選ぶことが可能です。
特に発行枚数が少ないプルーフ金貨は、今後の流通量や需要によって希少性が評価される可能性もあります。