桜マーク入りのブリタニアコインは、英国王立造幣局(ロイヤルミント)が日本市場向けに発行した特別仕様のブリタニアコインです。
イギリスを象徴する女神ブリタニアのデザインに、日本を象徴する桜のプリヴィマークが刻まれており、日本とイギリスの友好関係を表すコインとして誕生しました。
通常のブリタニアコインとは異なる日本限定のデザインが採用され、金貨と銀貨が数量限定で発行されています。
この記事では、桜マーク入りブリタニアコインが誕生した背景やデザインの特徴を解説します。
この記事のポイント
・桜マーク入りブリタニア金貨・銀貨の発行枚数や通常版との違いを紹介
桜マーク入りのブリタニアコインの概要

| 概要 | 内容 |
| 発行国 | イギリス |
| 発行年 | 2026年 |
| 額面 | 100ポンド |
| デザイナー(表面) | マーティン・ジェニングス(Martin Jennings) |
| 表面 | チャールズ3世の左向き肖像 |
| 刻印(表面) | CHARLES III・D・G・REX・F・D・100 POUNDS・ |
| デザイナー(裏面) | フィリップ・ネイサン(Philip Nathan) |
| 裏面 | 盾やトライデントを持つ女神ブリタニアと桜のプリヴィマーク |
| 刻印(裏面) | BRITANNIA 2026・1 oz・999.9 FINE GOLD |
| 直径 | 32.69mm |
| 重量 | 31.1g(1トロイオンス) |
| 発行枚数 | 2,500枚(2026年銘・桜マーク入り地金型) 135枚(2026年・桜マーク入りプルーフ) |
| 品位 | 999.9/1000金 |
桜マーク入りのブリタニアコインは、英国王立造幣局(ロイヤルミント)が日本市場向けに発行した特別仕様のブリタニアコインです。
イギリスを象徴するブリタニアと、日本を象徴する桜を組み合わせたデザインが特徴であり、日本限定のコインとして2025年10月に発売されました。
表面には、イギリス国王チャールズ3世の左向き肖像が描かれています。
肖像を手がけたのは、イギリスの彫刻家マーティン・ジェニングスです。
王冠を着けていないチャールズ3世の肖像は、2022年の即位後に英国硬貨へ採用された公式肖像をもとにしています。
一方、裏面には盾とトライデントを持った女神ブリタニアが描かれています。
ブリタニアのデザインを手がけたのはフィリップ・ネイサンで、1987年にブリタニア金貨が初めて発行されて以来、同シリーズを象徴する意匠として親しまれてきました。
桜マーク入りのブリタニアコインでは、この伝統的なデザインに日本を象徴する桜のプリヴィマークが加えられている点が大きな特徴です。
プリヴィマークとは、通常のコインと区別するために加えられる小さな記号やマークのことであり、桜のプリヴィマークによって日本市場向けの特別仕様であることが示されています。
また、ブリタニアコインには、見る角度によってトライデントと南京錠が切り替わる潜像や、波が動いて見える表面加工、マイクロテキストなど複数のセキュリティ技術が採用されています。
2026年には、桜マーク入りブリタニアコインのプルーフ版も登場しました。
なかでも1オンスプルーフ金貨は最大発行枚数がわずか135枚に限定されています。
通常のブリタニアコインが持つ地金型コインとしての特徴に加え、日本限定の桜マークと限られた発行枚数を備えていることから、コレクション性も意識されたブリタニアコインです。
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桜マーク入りブリタニアコインが発行された背景
桜マーク入りブリタニアコインが発行された背景を紹介します。
- ブリタニアコインはイギリスを代表する地金型コイン
- 英国王立造幣局(ロイヤルミント)と日本市場の関係
- 日本限定で桜マーク入りブリタニアコインを発行
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ブリタニアコインはイギリスを代表する地金型コイン

ブリタニアコインは、英国王立造幣局(ロイヤルミント)が発行する、イギリスを代表する地金型コインです。
1987年にブリタニア金貨が初めて発行され、その後、1997年に銀貨、2007年にプラチナ貨が加わりました。現在では英国王立造幣局を代表する地金型コインの一つとして、世界各国で流通しています。
ブリタニアとは、イギリスを女性の姿で擬人化した象徴です。
その歴史は古く、ローマ帝国時代の硬貨にも登場しており、イギリスではチャールズ2世の治世にあたる1672年以降、歴代君主の硬貨に描かれてきました。
現在のブリタニアコインを象徴するデザインは、彫刻家フィリップ・ネイサンが手がけたものです。
盾を手にしたブリタニアが海風に立ち向かう姿が描かれ、トライデントは海とのつながり、オリーブの枝は平和、盾は守護を表しています。
ブリタニア金貨は当初22金で発行されていましたが、2013年から純度99.99%の24金へ変更されました。
銀貨についても同年から純度99.9%となっています。
また、近年のブリタニアコインには、見る角度によってトライデントと南京錠が切り替わる潜像や、背景の波が動いて見える加工、マイクロテキストなどのセキュリティ技術が導入されています。
長い歴史を持つブリタニアコインをベースに、日本を象徴する桜のプリヴィマークを加えて発行されたのが、桜マーク入りのブリタニアコインです。
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英国王立造幣局(ロイヤルミント)と日本市場の関係

英国王立造幣局(ロイヤルミント)は、イギリス国内だけではなく、世界各国で地金型コインや記念コインを展開しており、日本でも英国コインの流通を広げてきました。
日本との関係では、国内のコイン販売会社との提携を通じて市場を開拓してきた歴史があります。
例えば、日本のコイン商である泰星コインとは50年以上にわたる関係があり、2022年には東京国際コイン・コンヴェンションにおいて、英国王立造幣局との共同オークションを開催しました。
英国王立造幣局は、この取り組みを世界市場への事業拡大の一環と位置づけています。
さらに、2023年にはコインパレスが英国王立造幣局と公式代理店契約を締結し、日本市場における英国コインの供給体制を強化しました。
同年には、日本マテリアルとも地金型商品の公式パートナー・販売業者として提携しています。
これにより、チャールズ3世の肖像を描いたブリタニア金貨や1オンス銀貨などが、日本国内で正式に展開されるようになりました。
こうした日本市場との関係を背景として、2025年にはコインパレスと英国王立造幣局の共同プロジェクトによる、日本市場向けの桜マーク入りブリタニアコインが登場しました。
イギリスを象徴するブリタニアに日本を象徴する桜を組み合わせたデザインには、両国の友好関係を表す意味が込められています。
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日本限定で桜マーク入りブリタニアコインを発行

英国王立造幣局は、日本市場限定の特別なブリタニアコインとして、桜マーク入りブリタニアコインを発行しています。
桜マーク入りブリタニアコインは、日本を象徴する桜とイギリスを象徴するブリタニアを組み合わせたデザインが特徴です。
2026年9月1日に、桜マーク入りブリタニアコインとして初となるプルーフ金貨・銀貨が発売されています。
プルーフコインは、地金型コインとは異なり、表面が鏡のように磨き上げられた特別仕様です。
フィリップ・ネイサンが手がけたブリタニア像と桜マークが際立つ仕上がりとなっています。
特に注目したいのが、桜マーク入りプルーフコインの発行枚数です。
2026年の1オンスプルーフ金貨は、通常版の最大発行枚数が360枚であるのに対し、桜マーク入りはわずか135枚に限定されています。
また、1オンスプルーフ銀貨についても、通常版が最大3,510枚であるのに対し、桜マーク入りは1,510枚のみです。
日本限定の桜マークに加えて発行枚数も少ないことから、通常のブリタニアコインとは異なる希少性を持つコインとなっています。
桜マーク入りのブリタニアコインには銀貨も存在する

| 概要 | 内容 |
| 発行国 | イギリス |
| 発行年 | 2026年 |
| 額面 | 2ポンド |
| デザイナー(表面) | マーティン・ジェニングス(Martin Jennings) |
| 表面 | チャールズ3世の左向き肖像 |
| 刻印(表面) | CHARLES III・D・G・REX・F・D・2 POUNDS・ |
| デザイナー(裏面) | フィリップ・ネイサン(Philip Nathan) |
| 裏面 | 盾やトライデントを持つ女神ブリタニアと桜のプリヴィマーク |
| 刻印(裏面) | BRITANNIA 2026・1 oz・999 FINE SILVER |
| 直径 | 38.61mm |
| 重量 | 31.1g(1トロイオンス) |
| 発行枚数 | 66,000枚(2026年銘・桜マーク入り地金型) 1,510枚(2026年・桜マーク入りプルーフ) |
| 品位 | 999/1000銀 |
桜マーク入りのブリタニアコインには金貨だけではなく、銀貨も存在します。
金貨と同様に、表面にはマーティン・ジェニングスが手がけたチャールズ3世の肖像、裏面にはフィリップ・ネイサンによるブリタニア像と桜のプリヴィマークが描かれています。
注目したいのが、桜マーク入りプルーフ銀貨の発行枚数です。
通常の2026年1オンスプルーフ銀貨は最大3,510枚であるのに対し、桜マーク入りは最大1,510枚に限定されています。
金貨と同様に通常版よりも発行枚数が抑えられているため、日本限定のデザインとあわせて希少性にも注目したい銀貨です。
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桜マーク入りのブリタニアコインに関するよくある質問

桜マーク入りのブリタニアコインに関するよくある質問をまとめました。
- 桜マーク入りのブリタニアコインの価値は?
- 桜マーク入りのブリタニアコインと通常版の違いは?
- 希少なコインを買取できる場所は?
それぞれ詳しく見ていきましょう。
桜マーク入りのブリタニアコインの価値は?
桜マーク入りのブリタニアコインは、日本限定のデザインと発行枚数の少なさから、希少性が注目されているコインです。
特に2026年の1オンスプルーフ金貨は最大135枚、1オンスプルーフ銀貨は最大1,510枚と発行枚数が限られています。
通常版は金貨が最大360枚、銀貨が最大3,510枚であるため、桜マーク入りはさらに少ない発行枚数となっています。
ただし、2026年に発行されたばかりのコインであるため、将来的な市場価値について現時点で判断することはできません。
コインの価値は発行枚数だけではなく、保存状態や鑑定グレード、市場での需要、金・銀そのものの価格などによっても変動します。
今後、桜マーク入りのブリタニアコインを求めるコレクターが増え、市場に出回る枚数が限られた状態が続けば、希少性が高まる可能性もあるでしょう。
桜マーク入りのブリタニアコインと通常版の違いは?
大きな違いは、日本を象徴する桜のプリヴィマークが入っていることです。
ブリタニアコインを象徴するフィリップ・ネイサンのブリタニア像を基本としながら、桜のプリヴィマークを加えることで日本限定のデザインに仕上げられています。
また、2026年のプルーフ版では通常版よりも発行枚数が少ない点も違いです。
通常のブリタニアコインとは異なるデザインと少ない発行枚数を持つことから、日本独自のブリタニアコインを収集したい方にも注目されるコインといえるでしょう。
日本を象徴する桜マーク入りであることから、海外のコレクターからの需要が高まっているコインでもあります。
希少なコインを買取できる場所は?
希少な金貨や銀貨を売却する場合は、コインの価値を適切に判断できる専門店に査定を依頼することが重要です。
希少なコインの売却を検討している方には、「コインライブラリー・プリンシパル」がおすすめです。
コインライブラリー・プリンシパルでは、アンティークコインや希少コインを取り扱っており、買取査定にも対応しています。
他店で購入したコインも査定の対象としており、写真による一次査定後、持ち込みまたは郵送で現品を確認して最終的な査定額を提示する仕組みです。
買取だけではなく、サイトへの委託販売やオークションへの出品代行にも対応しています。
まとめ
桜マーク入りのブリタニアコインは、イギリスを象徴する伝統的なブリタニア像に、日本を象徴する桜を組み合わせた日本限定のコインです。
桜のプリヴィマークによる特別なデザインに加え、発行枚数が少ない点もコレクションとして注目される理由の一つです。
一方で、発行されて間もないコインであるため、将来的な価値がどのように変化するかは現時点では判断できません。
今後、国内外のコレクターからの需要が高まれば、希少性がさらに注目される可能性もあるでしょう。